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店舗内装デザインについて2026.09.01

店舗内装デザイン完全ガイド|集客・売上・動線・施工費まで考えた店舗づくり

1. 店舗内装デザインとは

店舗内装デザインとは、単に店内をおしゃれに仕上げることではありません。

店舗を利用するお客様が、

  • 「入りやすい」
  • 「居心地がいい」
  • 「商品や料理が魅力的に見える」
  • 「また来たい」
  • 「人に紹介したい」

と感じる空間をつくりながら、同時に店舗スタッフが、

  • 働きやすい
  • 移動しやすい
  • 清掃しやすい
  • 商品を提供しやすい
  • 安全に作業できる

という条件を満たすことが重要です。

つまり店舗内装デザインは、

「デザイン性」+「機能性」+「収益性」+「施工性」

を総合的に考える必要があります。

住宅の内装では、住む人の好みや快適性が中心になります。一方、店舗では「お客様にどう感じてもらうか」「どのように売上につなげるか」という視点が重要です。


2. 店舗内装デザインで最初に考えること

店舗をデザインするとき、いきなり壁紙や床材を決めるのはおすすめできません。

まず、

「どんなお客様に、どんな体験を提供する店舗なのか」

を明確にします。

例えば同じ飲食店でも、

  • 高級レストラン
  • 大衆居酒屋
  • 焼肉店
  • 炉端焼き
  • ラーメン店
  • カフェ
  • バー
  • ファストフード
  • テイクアウト専門店

では、必要な内装は大きく異なります。

例えば高級店なら、照明を落とし、素材感のある壁や木材、石材などを使用して落ち着いた雰囲気をつくります。

一方、大衆居酒屋なら、視認性の高い照明、活気のある色使い、スタッフとお客様の距離を近づけるカウンターなどが効果的です。


3. 店舗コンセプトを決める

内装デザインの出発点になるのが「コンセプト」です。

例えば、

「30~50代をターゲットにした、落ち着いた大人向けの炉端居酒屋」

というコンセプトなら、

  • 木材
  • 暖色系照明
  • 黒・茶・グレー
  • 炉端カウンター
  • 落ち着いた音量
  • 適度なプライバシー

などが候補になります。

逆に、

「20代をターゲットにしたSNS映えするカフェ」

なら、

  • 明るい色
  • 特徴的な壁
  • 大きなロゴ
  • 写真を撮りやすい席
  • デザイン性の高い照明
  • 印象的なファサード

などが重要になります。

コンセプトが決まると、床・壁・天井・照明・家具・サインなどの方向性が統一できます。


4. ターゲットによってデザインは変わる

店舗デザインでは「自分が好きなデザイン」だけで決めないことが重要です。

例えば若年層向けの店舗と高齢者向けの店舗では、必要なデザインが違います。

若年層向け

  • SNS映え
  • 個性的な照明
  • デザイン性
  • 写真スポット
  • カラフルな内装
  • ロゴやサイン

ファミリー向け

  • 明るい照明
  • 安全な通路
  • 広めの席
  • ベビーカー対応
  • 清潔感
  • 見通しの良さ

高級店

  • 素材感
  • 落ち着いた照明
  • 高級家具
  • 木・石・金属
  • 音環境
  • プライバシー

ターゲットと内装の方向性を一致させることが重要です。


5. ファサードデザイン

店舗内装では、店内だけでなく「外から見た店舗」も非常に重要です。

ファサードとは、店舗正面の外観部分です。

お客様は店舗に入る前に、

「この店に入ってみよう」

と判断します。

そのため、

  • 看板
  • 店舗ロゴ
  • ガラス面
  • 照明
  • 外壁
  • 入口
  • メニュー表示

などを総合的にデザインします。

特に重要なのが入口です。

入口が狭く、店内が見えず、照明も暗い店舗は、初めてのお客様には入りにくく感じられる場合があります。


6. 入口のデザイン

入口は店舗の第一印象を決める重要な場所です。

例えば飲食店の場合、

「外から店内が少し見える」

だけでも安心感につながります。

ただし、高級店やバーなどでは、あえて内部を見せないデザインもあります。

したがって、

「見せる店舗」なのか「見せない店舗」なのか

を業態に応じて決めます。


7. レイアウト設計

店舗内装で最も重要な項目の一つがレイアウトです。

デザインがどれだけ美しくても、

  • 通路が狭い
  • 席が窮屈
  • 厨房から客席まで遠い
  • スタッフ同士がぶつかる
  • レジが使いにくい
  • 商品が見えない

という状態では、店舗として機能しません。

そのため、

「人がどこから来て、どこへ移動するのか」

を最初に考えます。


8. お客様動線

お客様の動線は、

入口 → 受付・レジ → 客席 → 商品・サービス → トイレ → 退店

などを想定します。

飲食店なら、

入口 → 席 → 注文 → 配膳 → 食事 → 会計 → 退店

という流れになります。

動線がシンプルであればあるほど、お客様は店舗を利用しやすくなります。


9. スタッフ動線

お客様動線と同じくらい重要なのがスタッフ動線です。

飲食店では、

厨房 → 配膳 → 客席 → 下膳 → 洗浄

という流れを考えます。

スタッフの移動距離が長いと、

  • 作業時間が増える
  • 人件費が増える
  • 接触事故が起きやすい
  • サービススピードが落ちる

などの問題が発生します。

そのため、店舗設計では、

「スタッフが一歩でも少なく動けるレイアウト」

を意識することが重要です。


10. 客席数と売上の関係

飲食店では客席数が売上に直結します。

例えば20坪の店舗で30席を確保する場合と、20席しか設けない場合では、同じ客単価・回転率なら売上能力が大きく変わります。

ただし、単純に席数を増やせばよいわけではありません。

席を詰め込みすぎると、

  • 圧迫感
  • 通路不足
  • スタッフの作業性低下
  • 顧客満足度低下

につながります。

したがって、

売上効率と居心地のバランス

を取ることが重要です。


11. カウンター席のデザイン

飲食店ではカウンターが店舗の主役になることがあります。

特に、

  • 寿司店
  • 焼き鳥店
  • 炉端焼き
  • 鉄板焼き
  • バー

などでは、カウンターそのものが店舗体験になります。

カウンターでは、

  • 高さ
  • 奥行き
  • 足元
  • 椅子
  • 照明
  • 材料
  • 厨房との距離

を総合的に検討します。

一般的な飲食カウンターでは、椅子の座面高さとカウンター高さの差が重要です。

椅子が高い場合、カウンターも高くする必要があります。


12. テーブル席のデザイン

テーブル席では、

  • テーブルサイズ
  • 椅子の大きさ
  • 通路幅
  • 壁との距離
  • 隣席との距離

を検討します。

特に重要なのが「椅子を引いたときのスペース」です。

図面上では通路が確保されていても、実際には椅子を引くことで人が通れなくなるケースがあります。

したがって、家具を置いた完成状態で動線を確認する必要があります。


13. 厨房レイアウト

飲食店では厨房設計が店舗の運営効率を左右します。

厨房では、

仕込み → 調理 → 盛付 → 提供 → 下膳 → 洗浄

という流れを考えます。

例えば、

  • 冷蔵庫
  • 冷凍庫
  • 作業台
  • シンク
  • 食洗機
  • コンロ
  • フライヤー
  • グリドル
  • 換気設備

などを適切に配置します。

調理スタッフが何度も厨房を横断するようなレイアウトは避けます。


14. 厨房と客席の関係

飲食店では厨房を完全に隠す方法と、あえて見せる方法があります。

クローズドキッチン

厨房を客席から見せない方式です。

メリットは、

  • 厨房を整理しやすい
  • 作業を見せなくてよい
  • 客席を落ち着かせられる

ことです。

オープンキッチン

厨房を客席から見せる方式です。

メリットは、

  • 調理風景を演出できる
  • 臨場感がある
  • 出来上がる料理を見せられる
  • 店舗の活気を演出できる

ことです。

炉端焼きや鉄板焼きなどでは特に効果的です。


15. 照明デザイン

店舗内装において照明は非常に重要です。

同じ壁・床・家具でも、照明を変えるだけで店舗の印象は大きく変わります。

照明には、

  • 全般照明
  • 間接照明
  • スポットライト
  • ペンダントライト
  • ダウンライト
  • ブラケット
  • 足元照明

などがあります。


16. 色温度

飲食店では暖色系の照明がよく使用されます。

例えば、

  • 2700K
  • 3000K
  • 3500K
  • 4000K

などがあります。

一般的には数字が低いほど暖かい印象になります。

高級飲食店や居酒屋などでは暖色系が使いやすく、物販店や美容系店舗では業態に応じて白色系も使用します。


17. 間接照明

間接照明は、光源を直接見せずに壁や天井などへ光を当てる方法です。

メリットとして、

  • 高級感
  • 柔らかい印象
  • 奥行き感
  • 落ち着いた雰囲気

をつくりやすくなります。

ただし、間接照明は直接照明より施工費が高くなる場合があります。


18. 壁デザイン

壁は店舗の面積の中でも視認性が高い部分です。

代表的な仕上げには、

  • クロス
  • 塗装
  • 左官
  • ジョリパット
  • タイル
  • モルタル
  • 木材
  • 石材
  • メラミン化粧板
  • ダイノックシート

などがあります。


19. 床材

店舗の床材はデザインだけでなく、耐久性と清掃性も考える必要があります。

代表的なものとして、

フロアタイル

比較的施工しやすく、デザインも豊富です。

木目、石目、コンクリート調などがあります。

長尺シート

耐久性・清掃性を求める店舗に向いています。

塩ビタイル

商業施設や店舗でも使用されます。

タイル

高級感を出しやすい一方、施工費が高くなる場合があります。

モルタル・塗床

無機質でスタイリッシュな空間をつくりやすい材料です。


20. 天井デザイン

天井は店舗の印象を大きく左右します。

代表的な方法として、

  • クロス仕上げ
  • 塗装
  • スケルトン天井
  • 木ルーバー
  • 格子天井
  • 間接照明
  • 吸音天井

などがあります。

近年はスケルトン天井も人気があります。

既存天井を撤去して、

  • ダクト
  • 配管
  • 電気配線

などを見せるデザインです。

ただし、設備をそのまま露出すればよいわけではありません。

配管・ダクト・配線の整理と塗装などが重要です。


21. 木材を使った店舗デザイン

木材は、

  • 温かみ
  • 自然
  • 高級感
  • 和風
  • ナチュラル

などの印象をつくりやすい素材です。

使用場所として、

  • カウンター
  • 天井
  • 建具
  • テーブル
  • ルーバー

などがあります。

木材の種類や色によって印象が大きく変わります。


22. 金属を使った店舗デザイン

金属は、

  • ステンレス
  • 黒皮鉄
  • スチール
  • 真鍮
  • アルミ

などがあります。

ステンレスなら厨房的・工業的な印象、真鍮なら高級感、黒皮鉄ならインダストリアルな雰囲気を演出できます。

木材と金属を組み合わせると、非常に店舗らしいデザインになります。


23. サイン・ロゴデザイン

店舗ではロゴやサインも重要です。

例えば、

  • 壁面サイン
  • 袖看板
  • 切文字
  • ネオン
  • LEDサイン
  • ガラスサイン
  • メニューサイン

などがあります。

店舗名が見つけやすいことはもちろん、

ブランドイメージを統一する

ことが重要です。


24. SNS映えを考えた店舗デザイン

現在の店舗では、SNSで写真を撮りたくなる空間づくりも重要です。

例えば、

  • 印象的な壁
  • ロゴ
  • 特徴的な照明
  • アート
  • カウンター
  • 特徴的な料理提供スペース

などを設けます。

ポイントは、

「写真を撮る場所を意図的につくる」

ことです。


25. トイレのデザイン

トイレは店舗の評価に影響しやすい場所です。

特に飲食店では、

  • 清潔感
  • 臭気対策
  • 換気
  • 照明
  • 手洗い
  • 清掃性

が重要です。

デザイン面では、

  • タイル
  • 間接照明
  • ミラー
  • 木材
  • モルタル調
  • ブラック系金物

などを使うことで印象を変えられます。


26. 店舗内装の素材選び

店舗では「安い素材=悪い」というわけではありません。

重要なのは、

「見せる場所」と「コストを抑える場所」を分けること

です。

例えば、

お金をかける場所

  • ファサード
  • 入口
  • カウンター
  • メイン壁
  • 看板
  • 照明

コストを抑える場所

  • バックヤード
  • 厨房の見えない部分
  • 倉庫
  • スタッフスペース

という考え方ができます。


27. 内装工事費を抑える方法

店舗内装では、デザインを維持しながら施工費を抑える方法があります。

① 既存設備を利用する

既存の、

  • 給排水
  • 電気
  • 空調
  • 換気
  • 厨房設備

などを利用できれば工事費を抑えられます。

② 造作を減らす

造作家具はデザイン性が高い一方、費用もかかります。

既製品を組み合わせることでコストダウンできます。

③ 素材を使い分ける

全面タイルではなく、アクセント部分だけタイルにする方法があります。

④ 既存を残す

既存床や天井が使用できる場合、撤去費・処分費・新設費を削減できます。


28. スケルトン物件と居抜き物件

店舗物件には大きく、

スケルトン

居抜き

があります。

スケルトン

内部がほぼ解体された状態です。

自由度が高く、店舗コンセプトに合わせて設計できます。

一方で、

  • 内装
  • 電気
  • 給排水
  • 空調
  • 換気
  • 厨房
  • トイレ

などを新設するため、費用が大きくなりやすいです。

居抜き

前店舗の設備や内装が残っている状態です。

既存設備を利用できれば、大幅なコスト削減が可能です。

ただし、既存設備が自店舗に合わない場合は、逆に改修費がかかることがあります。


29. 店舗内装費用の考え方

店舗内装工事の費用は、店舗の規模・業態・設備・仕上げによって大きく変わります。

特に飲食店は、

  • 厨房設備
  • 給排水
  • ガス
  • 換気
  • 空調
  • グリストラップ
  • 電気容量
  • 防水
  • 防火設備

などが必要になるため、物販店などと比べて工事費が高くなる傾向があります。

そのため、単純な「坪単価」だけでは判断できません。


30. 坪単価だけで判断しない

例えば同じ20坪の店舗でも、

物販店20坪

焼肉店20坪

では必要な設備が大きく違います。

焼肉店では、

  • 強力な換気設備
  • 排気ダクト
  • 空調
  • ガス
  • 給排水
  • 厨房設備

などが必要になります。

そのため、店舗内装の見積もりでは、

内装工事費+設備工事費+厨房設備費

として考えることが重要です。


31. デザインと施工性

店舗デザインでは、デザイン画だけで判断してはいけません。

実際に施工できるかを確認する必要があります。

例えば、

  • 天井高さ
  • 既存配管
  • 電気容量
  • 空調能力
  • ダクト経路
  • 防火区画
  • 消防設備

などが関係します。

特に既存建物では、図面上では分からない問題が現場で見つかることがあります。


32. 設備計画

店舗では設備計画が非常に重要です。

主な設備には、

電気

  • 分電盤
  • コンセント
  • 照明
  • 厨房電源
  • 看板電源

給排水

  • 給水
  • 給湯
  • 排水
  • グリストラップ

空調

  • エアコン
  • 室外機
  • 冷媒配管

換気

  • 給気
  • 排気
  • 厨房排気

などがあります。


33. 消防・法規を考えたデザイン

店舗は住宅以上に法規制の確認が重要です。

店舗の規模・用途によって、

  • 消防設備
  • 避難経路
  • 防火区画
  • 排煙
  • 非常照明
  • 誘導灯
  • 防火設備

などの確認が必要になります。

そのため、内装デザインの段階から建築・消防関係の条件を確認する必要があります。


34. バリアフリー

店舗では高齢者や車椅子利用者などにも配慮する必要があります。

例えば、

  • 入口段差
  • 通路幅
  • トイレ
  • 手すり
  • カウンター高さ

などを検討します。

単純にデザインだけを優先すると、利用しにくい店舗になる可能性があります。


35. 音環境

店舗デザインでは音も重要です。

特に、

  • レストラン
  • 居酒屋
  • バー
  • 美容室
  • カフェ

などでは、音の響き方が居心地に影響します。

コンクリート・ガラス・金属など硬い素材を大量に使うと、音が反射しやすくなります。

必要に応じて、

  • 吸音材
  • 吸音パネル
  • 木材
  • 天井吸音材

などを検討します。


36. 店舗内装デザインでよくある失敗

失敗① デザインを優先しすぎる

見た目は良いが、使いにくい店舗になるケースです。

失敗② 席数を増やしすぎる

売上を増やそうとして席を詰め込み、居心地が悪くなります。

失敗③ 照明が明るすぎる

高級感を出したい店舗なのに、全体を明るくしすぎるケースです。

失敗④ 厨房動線が悪い

スタッフが厨房内を何度も往復する設計です。

失敗⑤ 収納を忘れる

営業開始後に、

「物を置く場所がない」

という問題が発生します。

失敗⑥ 清掃性を考えていない

凹凸が多く、掃除しにくい内装は店舗運営の負担になります。


37. 店舗デザインで重要な「見せる・隠す」

店舗には、

見せる部分

隠す部分

があります。

例えば飲食店なら、

見せる

  • カウンター
  • 調理風景
  • 料理
  • ロゴ
  • デザイン壁

隠す

  • ゴミ
  • 清掃用品
  • 食材ストック
  • 配管
  • 電気設備
  • スタッフ用品

というように分けます。

この「見せる・隠す」の設計が店舗デザインの完成度を左右します。


38. 高級感を出す方法

高級感は単純に高額な材料を使えば出るものではありません。

重要なのは、

  • 素材を絞る
  • 色を絞る
  • 照明を整える
  • 細部を揃える
  • 金物を統一する
  • 余白をつくる

ことです。

例えば、

木+黒+暖色照明

のように使用する要素を絞ることで、比較的低コストでもまとまりのあるデザインができます。


39. 安く見せない店舗デザイン

コストを抑える場合でも、

「安っぽく見せない」

ことが重要です。

ポイントは、

  • 色数を増やしすぎない
  • 素材を統一する
  • 照明を工夫する
  • ロゴをしっかりつくる
  • 見える部分に予算を集中する
  • 造作を必要最小限にする

ことです。


40. 店舗内装デザインの基本的な進め方

店舗づくりは、以下の流れで進めると効率的です。

STEP1

店舗コンセプトを決定

STEP2

ターゲット・客単価・営業時間などを決定

STEP3

物件調査

STEP4

現地採寸

STEP5

レイアウト作成

STEP6

動線検討

STEP7

内装デザイン

STEP8

設備計画

STEP9

見積もり

STEP10

予算調整

STEP11

実施設計

STEP12

各種申請・確認

STEP13

施工

STEP14

検査

STEP15

引き渡し・開業

という流れが基本になります。


41. 店舗デザインの予算配分

予算配分では、すべての場所に均等にお金をかける必要はありません。

例えば飲食店なら、

①ファサード

②カウンター

③客席照明

④メイン壁

など、お客様の視線が集まる場所に予算を集中させます。

一方、

バックヤード・倉庫・スタッフスペース

などは必要な性能を確保しながらコストを抑えます。


42. 「デザイン費」と「工事費」は別に考える

店舗内装では、

  • デザイン設計
  • 設計監理
  • 内装工事
  • 電気工事
  • 設備工事
  • 厨房設備
  • 看板
  • 家具

などが別々に発生することがあります。

そのため、

「内装工事が○万円だから、全部で○万円」

とは限りません。

総予算を考える場合は、店舗開業に必要な項目をすべて洗い出す必要があります。


43. 店舗内装デザインの最重要ポイント

店舗デザインを成功させるためには、

①コンセプト

②ターゲット

③レイアウト

④動線

⑤照明

⑥素材

⑦設備

⑧施工費

⑨法規

⑩メンテナンス

の10項目を総合的に考える必要があります。


44. まとめ

店舗内装デザインは、「おしゃれな空間をつくること」だけが目的ではありません。

本当に重要なのは、

「お客様が利用しやすく、スタッフが働きやすく、店舗として利益を出しやすい空間をつくること」

です。

特に重要なのが、

デザイン × 動線 × 設備 × コスト

のバランスです。

どれだけデザイン性が高くても、スタッフが働きにくければ店舗運営に支障が出ます。

逆に、機能性だけを重視すると、競合店との差別化が難しくなります。

そのため、

「どこにお金をかけ、どこを抑えるのか」

を明確にしながら店舗を設計することが重要です。

特に飲食店では、

  • 厨房
  • 客席
  • カウンター
  • 換気
  • 給排水
  • 電気
  • ガス
  • 空調
  • 照明
  • 防災設備

まで含めて計画することで、完成後の使いやすさが大きく変わります。

店舗内装は一度完成すると簡単には変更できません。

だからこそ、施工前の段階で、

「誰が使うのか」
「何を売るのか」
「どのように動くのか」
「どこを見せるのか」
「どこに予算をかけるのか」

を明確にしておくことが、成功する店舗づくりにつながります。

最終的に優れた店舗内装デザインとは、

「見た目が良い」だけではなく、「売上・作業性・居心地・安全性・耐久性・維持管理まで考えられたデザイン」

です。

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