BLOG

戸建てリフォームについて2026.09.19

費用・工事内容・進め方・注意点を徹底解説

戸建て住宅のリフォームは、古くなった内装や設備を新しくするだけではありません。

住宅の築年数、構造、断熱性能、耐震性、屋根・外壁の状態、給排水設備、電気設備などを総合的に確認し、現在の暮らし方に合わせて住宅性能や使い勝手を改善する工事です。

特に築20年、30年、40年以上の戸建てでは、表面的な内装リフォームだけではなく、住宅内部の劣化や断熱・耐震性能まで確認することが重要です。

本記事では、戸建てリフォームについて、

  • どのような工事ができるのか
  • どれくらい費用がかかるのか
  • 築年数によって何が変わるのか
  • リフォームとリノベーションの違い
  • 水回り・内装・外装・断熱・耐震工事
  • 工事の進め方
  • 見積書を見るポイント
  • 失敗しやすいポイント
  • 補助金・住宅ローン
  • スケルトンリフォーム

などを、実務的な視点から詳しく解説します。


1.戸建てリフォームとは

戸建てリフォームとは、既存の住宅を活かしながら、住宅の機能・性能・デザイン・使い勝手などを改善する工事です。

例えば、

  • キッチン交換
  • 浴室交換
  • トイレ交換
  • 洗面化粧台交換
  • クロス張替え
  • フローリング張替え
  • 畳交換
  • 建具交換
  • 間取り変更
  • 外壁塗装
  • 屋根工事
  • 防水工事
  • 断熱工事
  • 窓交換
  • 耐震補強
  • 給排水管交換
  • 電気設備更新

などがあります。

小規模な部分リフォームから、住宅内部をほぼ解体して作り直す大規模リフォームまで、規模はさまざまです。


2.リフォームとリノベーションの違い

「リフォーム」と「リノベーション」は似た言葉ですが、一般的には工事の目的や規模に違いがあります。

リフォーム

既存住宅の老朽化した部分を修繕・交換し、新築時に近い状態へ戻すことを目的とする工事です。

例えば、

  • 古くなったキッチンを交換する
  • 壁紙を張り替える
  • 壊れたトイレを交換する
  • 外壁を塗装する

などです。

リノベーション

既存住宅に新しい価値や機能を加えることを目的とした工事です。

例えば、

「3LDKの住宅を、広いLDKを中心とした2LDKへ変更する」

「断熱性能を大幅に向上させる」

「古い住宅を現代的なデザインに変更する」

といった工事があります。

ただし、法律上、両者に明確な線引きがあるわけではありません。

そのため、実際の建築業界では「大規模リフォーム」を「リノベーション」と呼ぶケースもあります。


3.戸建てリフォームの費用

戸建てリフォームの費用は、工事範囲によって大きく変わります。

一般的な目安としては、工事規模費用目安部分リフォーム10万~100万円程度水回り1~2か所50万~200万円程度水回り一式150万~400万円程度内装中心100万~500万円程度外壁・屋根150万~400万円程度間取り変更300万~800万円程度断熱・窓改修100万~500万円程度大規模リフォーム500万~1,500万円程度スケルトンリフォーム1,000万~2,000万円以上

あくまで概算であり、実際の金額は住宅の面積、築年数、構造、仕様、設備グレード、既存状態、地域、施工条件などによって変わります。

特に戸建てでは、解体して初めて、

  • 柱の腐食
  • 土台の腐食
  • シロアリ被害
  • 雨漏り
  • 配管劣化
  • 電気配線の老朽化
  • 基礎のひび割れ
  • 壁内部の結露
  • 断熱材の劣化

などが発見されることがあります。

そのため、大規模リフォームでは予備費を確保しておくことが重要です。


4.戸建てリフォームで最初に確認すること

リフォームを計画するとき、いきなり設備やクロスを選ぶのではなく、まず住宅そのものの状態を確認します。

特に重要なのが、

①築年数

②構造

③耐震性

④雨漏り

⑤外壁・屋根

⑥基礎

⑦土台・柱

⑧シロアリ

⑨断熱性能

⑩給排水・電気設備

です。

築年数が古い住宅ほど、内装より先に建物の基本性能を確認したほうが安全です。


5.築年数別のリフォームポイント

築10年前後

比較的軽微なリフォームが中心です。

  • クロス
  • 建具
  • 水栓
  • トイレ
  • 給湯器
  • 外壁メンテナンス

などが検討対象になります。


築15~20年

設備機器の交換時期が増えてきます。

特に、

  • 給湯器
  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ
  • 洗面
  • エアコン
  • 外壁
  • 屋根

などを確認します。


築20~30年

住宅の性能面も含めて検討する時期です。

例えば、

  • 水回り交換
  • 外壁・屋根
  • 防水
  • 給排水管
  • 電気設備
  • 断熱
  • 耐震

などです。


築30~40年以上

単純な表面リフォームではなく、住宅全体を調査することが重要です。

特に、

  • 耐震性能
  • 基礎
  • 土台
  • 雨漏り
  • シロアリ
  • 配管
  • 電気
  • 断熱

を確認します。

場合によっては、スケルトンに近い大規模リフォームを検討することになります。


6.水回りリフォーム

戸建てリフォームで特に多いのが水回りです。

対象となるのは、

  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面
  • トイレ

です。

キッチン

キッチン交換では、

  • I型
  • L型
  • ペニンシュラ型
  • アイランド型
  • 壁付け型

などから選択できます。

単純な交換だけなら既存配管を利用できますが、アイランドキッチンなどへ変更する場合は、給排水・換気・電気の移設が必要になる場合があります。

そのため、キッチン本体だけでなく、

  • 給水
  • 給湯
  • 排水
  • 電気
  • 換気
  • 下地

まで考える必要があります。


7.浴室リフォーム

浴室では、在来浴室からユニットバスへの変更が一般的です。

主なメリットは、

  • 防水性能
  • 清掃性
  • 断熱性
  • 保温性
  • バリアフリー性

などです。

浴室リフォームでは、

  • 浴槽
  • 天井
  • 水栓
  • シャワー
  • 換気扇
  • 浴室暖房乾燥機
  • 手すり

などを選択します。

既存浴室を解体した際に、土台や柱の腐食が見つかることもあるため、古い戸建てでは追加工事を想定しておく必要があります。


8.トイレリフォーム

トイレは比較的小規模な工事ですが、

  • 便器交換
  • 手洗い器
  • 手すり
  • 壁紙
  • 換気扇
  • 照明

などを同時に施工できます。

便器だけ交換するより、床・壁・天井も同時に更新すると、新築に近い印象になります。


9.洗面所リフォーム

洗面所では、

  • 洗面化粧台
  • 洗濯機パン
  • クロス
  • クッションフロア
  • 収納
  • 照明

などをまとめて改修できます。

洗面所は浴室と隣接していることが多いため、浴室工事と同時に行うと効率的です。


10.内装リフォーム

内装リフォームには、

  • クロス
  • フローリング
  • クッションフロア
  • 障子
  • 建具
  • 巾木
  • 天井
  • 塗装

などがあります。

クロス

一般的には、

  • ビニールクロス
  • 防汚クロス
  • 防カビクロス
  • 消臭クロス
  • 表面強化クロス

などがあります。

リビングではアクセントクロスを使用することで、比較的低コストでデザイン性を高められます。


11.床リフォーム

床材には、

  • フローリング
  • 無垢フローリング
  • 複合フローリング
  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • カーペット

などがあります。

戸建てでは、床下の状態を確認することも重要です。

築年数が古い住宅では、

  • 根太の腐食
  • 床下湿気
  • シロアリ
  • 断熱材の不足

などが見つかることがあります。


12.間取り変更

戸建てリフォームでは、間取り変更によって生活動線を大きく改善できます。

例えば、

「和室+DK」

「LDK」

へ変更するケースがあります。

また、

  • 壁を撤去
  • 建具変更
  • 収納増設
  • 洗面所拡張
  • トイレ位置変更
  • 階段変更

なども可能です。

ただし、すべての壁を自由に撤去できるわけではありません。


13.構造壁には注意

戸建て住宅では、構造によって間取り変更の自由度が異なります。

木造軸組工法の場合でも、

  • 筋交い
  • 耐力壁

などが住宅の構造を支えています。

そのため、壁を撤去する場合は構造確認が必要です。

「この壁を取れば広いLDKになる」

と思っても、構造上撤去できない場合があります。


14.耐震リフォーム

古い戸建てでは耐震性の確認が重要です。

耐震改修では、

  • 筋交い追加
  • 構造用合板
  • 耐力壁
  • 金物
  • 柱脚補強
  • 柱頭補強
  • 基礎補強

などを行います。

耐震工事はデザインだけでは判断できません。

建物の構造計算や耐震診断などを踏まえて計画することが重要です。


15.断熱リフォーム

近年の戸建てリフォームでは断熱性能の向上も重要になっています。

代表的な工事は、

  • 壁断熱
  • 天井断熱
  • 屋根断熱
  • 床断熱
  • 基礎断熱
  • 窓交換
  • 内窓設置
  • 玄関ドア交換

などです。

特に窓は熱の出入りが大きい部分なので、内窓や高断熱窓への変更によって室内環境を改善できる場合があります。


16.断熱材

断熱材には、

  • グラスウール
  • ロックウール
  • 吹付け硬質ウレタンフォーム
  • 押出法ポリスチレンフォーム
  • フェノールフォーム

などがあります。

住宅の構造や施工条件によって適した材料が異なります。

断熱材は単純に厚くすればよいわけではありません。

重要なのは、

断熱+気密+防湿+換気

を総合的に考えることです。


17.結露対策

戸建て住宅のリフォームでは結露対策も重要です。

結露には、

  • 表面結露
  • 内部結露

があります。

特に壁内部の結露を防ぐためには、断熱材だけではなく、

  • 防湿層
  • 気密
  • 通気層
  • 外壁仕様

などを適切に計画する必要があります。


18.屋根リフォーム

屋根工事には、

  • 塗装
  • カバー工法
  • 葺き替え
  • 部分補修
  • 雨樋交換

などがあります。

屋根材によって適した施工方法が異なります。

屋根工事では、表面だけでなく、

  • 下葺き材
  • 野地板
  • 板金
  • 雨樋

なども確認します。


19.外壁リフォーム

外壁では、

  • 塗装
  • サイディング張替え
  • カバー工法
  • シーリング打替え

などがあります。

外壁塗装では、

  1. 高圧洗浄
  2. 下地処理
  3. 下塗り
  4. 中塗り
  5. 上塗り

という工程が基本になります。

ただし、外壁の状態によって補修方法は変わります。


20.防水工事

戸建てでは、

  • ベランダ
  • バルコニー
  • 屋上
  • 外壁目地
  • サッシ周辺

などから雨水が侵入する可能性があります。

防水工事には、

  • FRP防水
  • ウレタン防水
  • シート防水

などがあります。

特に雨漏りがある住宅では、内装を直す前に雨水の侵入経路を特定することが重要です。


21.給排水設備

古い住宅では給排水管の劣化も確認します。

例えば、

  • 給水管
  • 給湯管
  • 排水管
  • 排水桝
  • 給湯器

などです。

水回りをすべて新しくしても、古い配管をそのまま残すと将来的な漏水リスクが残る場合があります。

大規模リフォームでは、配管更新も検討します。


22.電気設備

電気設備では、

  • 分電盤
  • コンセント
  • スイッチ
  • 照明
  • LAN
  • TV端子
  • エアコン電源
  • IH用電源
  • EV充電用電源

などを確認します。

古い住宅では、現在の生活に対してコンセント数が不足していることがあります。

リフォーム時には、

「どこで何を使うか」

を考えてコンセントを配置することが重要です。


23.照明計画

照明は住宅の印象を大きく左右します。

例えば、

  • ダウンライト
  • シーリングライト
  • ペンダント
  • ブラケット
  • 間接照明
  • スポットライト

などがあります。

単純に明るくするだけではなく、

「作業する場所」
「くつろぐ場所」
「見せる場所」

に分けて照明を計画すると、住宅全体の質感が向上します。


24.収納リフォーム

収納不足は戸建て住宅でよくある問題です。

収納には、

  • ウォークインクローゼット
  • ファミリークローゼット
  • パントリー
  • シューズクローク
  • 壁面収納
  • 造作棚

などがあります。

収納量だけでなく、使用頻度や動線を考えることが重要です。


25.バリアフリーリフォーム

高齢者が住む住宅では、

  • 手すり
  • 段差解消
  • 引き戸
  • 滑りにくい床
  • 浴室改修
  • トイレ改修
  • 廊下幅

などを検討します。

特に浴室・トイレ・玄関・階段は事故防止の観点から重要です。


26.スケルトンリフォーム

大規模な戸建てリフォームでは、スケルトンに近い状態まで解体して施工する方法があります。

内装や設備だけではなく、

  • 天井

などの状態を確認できます。

そのうえで、

  • 間取り変更
  • 断熱
  • 耐震
  • 配管
  • 電気
  • 内装

を一体的に施工します。

築年数の古い住宅では非常に有効な方法ですが、工事費は大きくなります。


27.スケルトンリフォームのメリット

主なメリットは、

  • 建物内部を確認できる
  • 間取り変更の自由度が高い
  • 配管を更新できる
  • 断熱工事がしやすい
  • 耐震補強がしやすい
  • 電気配線を更新できる

ことです。

一方で、

  • 工事費が高い
  • 工期が長い
  • 仮住まいが必要
  • 予想外の追加工事が発生する可能性がある

というデメリットがあります。


28.戸建てリフォームの工事期間

工事期間は規模によって異なります。工事期間目安トイレ交換1日程度洗面交換1~2日程度キッチン交換数日程度浴室交換数日~1週間程度内装工事数日~数週間外壁塗装2~3週間程度屋根工事数日~数週間間取り変更数週間~数か月大規模リフォーム1~4か月程度スケルトンリフォーム数か月程度

住宅規模や工事内容によって大きく変わります。


29.リフォームの基本的な流れ

戸建てリフォームは、一般的に次のように進めます。

STEP1 要望整理

まず、

  • 何を直したいか
  • 何を変えたいか
  • 予算
  • 希望時期

を整理します。

STEP2 現地調査

施工会社が住宅を確認します。

STEP3 プラン作成

間取り・設備・仕上げなどを決定します。

STEP4 見積

工事内容と金額を確認します。

STEP5 契約

工事範囲・金額・工期などを明確にします。

STEP6 着工

解体、設備、下地、仕上げなどを施工します。

STEP7 検査

施主・施工会社で確認します。

STEP8 引き渡し

完成後、設備の使用方法などを確認します。


30.見積書で確認するポイント

リフォームでは見積金額だけを比較してはいけません。

例えば、

「キッチン工事 100万円」

だけでは、何が含まれているのか分かりません。

確認すべきなのは、

  • 商品代
  • 施工費
  • 解体費
  • 廃材処分費
  • 配管工事
  • 電気工事
  • 下地工事
  • 内装工事
  • 諸経費

などです。


31.「一式見積」に注意

「工事一式 100万円」

という見積書では、詳細が分からない場合があります。

特に大規模リフォームでは、

  • 数量
  • 単価
  • 材料
  • 施工範囲

が確認できる見積書のほうが比較しやすくなります。

ただし、小規模工事では一式表記が必ずしも問題というわけではありません。

重要なのは、契約前に工事範囲を明確にすることです。


32.追加工事について

リフォームでは追加工事が発生することがあります。

特に解体後、

  • 腐食
  • シロアリ
  • 雨漏り
  • 配管劣化
  • 下地劣化
  • 基礎問題

などが見つかるケースがあります。

そのため、契約前に、

「解体後に問題が発見された場合、どのように追加工事を決定するか」

を確認しておくことが重要です。


33.リフォームで失敗しやすいポイント

代表的な失敗は、

①価格だけで業者を選ぶ

安い見積でも、必要な工事が含まれていない場合があります。

②設備だけを見て決める

キッチンや浴室だけでなく、配管や下地も確認します。

③収納を後回しにする

完成後に収納不足になるケースがあります。

④コンセントが少ない

家具配置を考えて決めることが重要です。

⑤断熱を考えない

内装だけ新しくしても、冬寒く夏暑い住宅になる場合があります。

⑥耐震性を確認しない

古い戸建てでは特に重要です。

⑦追加工事を想定しない

予算ギリギリで計画すると、追加工事への対応が難しくなります。


34.デザインだけで決めない

リフォームではデザインも重要ですが、

見た目+性能+メンテナンス性

を考える必要があります。

例えば、非常におしゃれな床材でも、

  • 傷がつきやすい
  • 水に弱い
  • 掃除しにくい

などの問題がある可能性があります。

小さな子どもやペットがいる場合、高齢者が住む場合など、生活条件によって適した材料は変わります。


35.戸建てならではの注意点

マンションと戸建てではリフォーム条件が違います。

戸建てでは、

  • 外壁
  • 屋根
  • 基礎
  • 床下
  • 小屋裏
  • 雨樋
  • 外構

まで改修できます。

その反面、建物全体を管理する必要があります。

マンション以上に「住宅全体を一つのシステム」として考えることが重要です。


36.外構リフォーム

戸建てでは外構もリフォーム対象になります。

例えば、

  • 門扉
  • フェンス
  • 駐車場
  • カーポート
  • アプローチ
  • ウッドデッキ
  • テラス
  • 物置

などです。

外壁・屋根と同時に外構を施工すると、足場や工事車両の効率を考えやすい場合があります。


37.玄関リフォーム

玄関では、

  • 玄関ドア
  • 玄関収納
  • タイル
  • 照明
  • 手すり
  • 内窓

などを変更できます。

玄関ドアを交換するだけでも住宅の印象は大きく変わります。


38.窓リフォーム

窓は、

  • 結露
  • 断熱
  • 防音
  • 防犯
  • 日射

などに大きく関係します。

方法としては、

  • 内窓
  • ガラス交換
  • サッシ交換
  • 窓新設
  • 窓縮小

などがあります。

ただし、窓の変更は外壁や構造に関係する場合があるため、施工方法を十分確認する必要があります。


39.リフォーム費用を抑える方法

費用を抑える方法としては、

①優先順位をつける

すべてを新品にする必要はありません。

②既存を活用する

状態が良いものは再利用します。

③設備グレードを調整する

キッチンや浴室などはグレードによって価格差があります。

④工事をまとめる

複数の工事を同時に行うことで、工事費や諸経費を効率化できる場合があります。

⑤将来工事を考える

後から壊して再施工するより、同時に施工したほうが合理的なケースがあります。


40.安さだけを追求しない

リフォームは、

「安ければ良い」

というものではありません。

例えば、

安価な工事によって

  • 下地処理を省く
  • 必要な補修をしない
  • 配管を更新しない
  • 防水処理を簡略化する

といったことが起こると、後から追加費用が発生する可能性があります。

重要なのは、

必要な工事を適切な仕様で施工すること

です。


41.補助金・助成制度

住宅リフォームでは、工事内容によって国や自治体などの補助制度を利用できる場合があります。

対象になりやすい工事には、

  • 省エネ
  • 断熱
  • 高断熱窓
  • 給湯器
  • バリアフリー
  • 耐震

などがあります。

ただし、制度は年度や自治体によって変わるため、工事前に最新情報を確認することが重要です。

特に補助金は、

「工事を始めてから申請すればよい」

とは限りません。

申請時期や登録事業者、対象製品などの条件が設定されている場合があります。


42.住宅ローン・リフォームローン

大規模リフォームでは、自己資金だけでなく、

  • リフォームローン
  • 住宅ローン
  • 住宅ローンとの一体型融資

などを検討する場合があります。

金利だけではなく、

  • 借入期間
  • 手数料
  • 担保
  • 団体信用生命保険
  • 総返済額

などを比較する必要があります。


43.住みながらリフォームできる?

工事規模によります。

比較的住みながら施工しやすいのは、

  • トイレ
  • 洗面
  • 一部クロス
  • 一部床
  • 外壁
  • 屋根

などです。

一方、

  • キッチン
  • 浴室
  • 給排水
  • 大規模間取り変更
  • スケルトンリフォーム

などでは生活への影響が大きくなります。

大規模工事では仮住まいを検討することもあります。


44.工事中の生活

住みながらリフォームする場合、

  • 騒音
  • 振動
  • 粉塵
  • 臭気
  • 水道停止
  • 電気停止
  • トイレ使用不可

などが発生する可能性があります。

そのため、工事工程を事前に確認しておくことが重要です。


45.良いリフォーム計画の考え方

良いリフォームでは、

現在の不満だけでなく、10年後・20年後の生活まで考える

ことが重要です。

例えば、

「今は必要ないから手すりはいらない」

ではなく、

将来的に必要になる可能性を考えて下地だけ施工しておく方法もあります。

また、

「今は子ども部屋が必要」

でも、将来子どもが独立した後には別の使い方ができます。

可変性のある間取りを計画することも重要です。


46.戸建てリフォームの優先順位

リフォームを総合的に行う場合、基本的には次のような考え方が有効です。

①建物の安全性

  • 耐震
  • 基礎
  • 構造
  • 雨漏り

②住宅性能

  • 断熱
  • 気密
  • 防水
  • 換気

③設備

  • 給排水
  • 電気
  • 給湯
  • 空調

④間取り

  • LDK
  • 収納
  • 動線

⑤内装

  • 天井
  • 建具

⑥デザイン

  • 素材
  • 照明
  • インテリア

もちろん、住宅の状態や予算によって優先順位は変わります。


47.戸建てリフォームの最大のポイント

戸建てリフォームで最も重要なのは、

「見える部分だけを新しくするのではなく、住宅全体の性能を確認すること」

です。

クロスや床を新品にしても、

  • 雨漏り
  • 腐食
  • シロアリ
  • 断熱不足
  • 配管劣化
  • 耐震性不足

が残っていれば、長期的には問題が残ります。

逆に、構造・防水・断熱・設備などの基本性能を整えたうえで内装を仕上げれば、住宅の快適性や資産価値を長期的に維持しやすくなります。


48.まとめ

戸建てリフォームは、単純に「古いものを新しくする工事」ではありません。

住宅の状態を調査したうえで、

安全性

耐震性

防水性

断熱性

設備

間取り

内装

デザイン

というように、住宅全体を総合的に考えることが重要です。

特に築20年以上の戸建てでは、キッチンや浴室などの設備交換だけでなく、屋根・外壁・床下・小屋裏・基礎・配管・断熱・耐震まで確認することで、将来的な修繕リスクを減らしやすくなります。

また、大規模リフォームでは、工事前の現地調査と見積内容の確認が非常に重要です。

「何を残すのか」
「何を交換するのか」
「どこまで解体するのか」
「追加工事が発生した場合どうするのか」
「予算をどこに重点配分するのか」

を明確にしておくことで、完成後の後悔を減らすことができます。

戸建て住宅は、マンションと比較して自由度が高い一方、屋根・外壁・基礎・構造・床下・小屋裏など、住宅全体を管理する必要があります。

そのため、戸建てリフォームでは、

「見た目をきれいにする」だけではなく、「住宅を長く安全・快適に使える状態にする」

という視点で計画することが重要です。

最終的には、住宅の築年数、構造、現在の劣化状況、家族構成、予算、将来の生活スタイルを総合的に考え、自分の住宅に必要な工事を優先順位をつけて選択することが、成功する戸建てリフォームにつながります。

戸建て住宅やアパートマンション、店舗オフィスの内装リフォーム・リノベーション工事のことなら、埼玉県越谷市南越谷の株式会社N・A・Oまでお気軽にお問い合わせ下さい。
又、周辺地域の川口市や草加市、三郷市や春日部市、八潮市、吉川市、戸田市、さいたま市緑区、岩槻区、見沼区、蕨市、千葉県柏市、松戸市、流山市、東京都北区、板橋区、足立区などからのご依頼もお待ちしております。
求人や協力業者も随時募集しております。

お問い合わせ

住宅・店舗リフォーム・リノベーションは埼玉県越谷市の株式会社N・A・O|求人
株式会社N・A・O
〒343-0845
埼玉県越谷市南越谷1丁目2928番地1-506号
TEL:050-5574-0618/FAX:048-971-7956

関連記事一覧