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店舗リフォームについて2026.01.30

店舗リフォーム完全解説

― 売上・集客・オペレーション・ブランディングを同時に成立させる技術 ―


第1章|店舗リフォームとは何か(新築・スケルトン・内装工事との決定的な違い)

1-1. 店舗リフォームの本質

店舗リフォームとは、
**「今ある店を、売れる装置に作り替える行為」**です。

住宅リフォームと決定的に違うのは、

  • 快適性が主目的ではない
  • 「見た目」より「売上構造」が優先
  • 感性ではなく数値と動線が正義

という点です。

つまり店舗リフォームは
デザイン工事ではなく、経営行為です。


1-2. 店舗新装・スケルトンとの違い

区分特徴リスク新装(居抜き)既存設備活用制約が多いスケルトン自由度MAXコスト大店舗リフォーム制約と改善のバランス判断力が必要

リフォームは
**「不自由をどう使いこなすか」**が全てです。


第2章|なぜ店舗リフォームは失敗しやすいのか

2-1. 失敗パターンの9割は「設計前」に決まる

失敗店舗の典型は:

  • デザインを先に決める
  • 業態が曖昧
  • 客層が言語化されていない
  • 売上目標が存在しない
  • 席数・回転率を計算していない

つまり
**「なんとなくカッコいい店」**を作ろうとする。

売れる店は
意図しかない店です。


2-2. 「デザイナー任せ」の致命的リスク

デザイナーは
売上責任を負いません

彼らが追うのは

  • ビジュアル
  • 実績写真
  • 自己表現

です。

店舗リフォームで最悪なのは
美しいけど儲からない店

これはオーナーにしか防げません。


第3章|店舗リフォーム成功の設計思想

3-1. 店は「人間工学×心理×数字」でできている

売れる店舗は必ず、

  • 人の動き
  • 視線
  • 滞在時間
  • 無意識の選択

を設計しています。

これは感覚論ではありません。


3-2. 黄金の設計三原則

① 動線は短く、交差しない
→ スタッフ疲弊=サービス低下=売上下落

② 視線の先に利益商品を置く
→ 入店3秒・着席10秒が勝負

③ 席は売上装置であり家具ではない
→ 1席あたり月商を必ず計算


第4章|店舗リフォーム前に必ず決めるべき10項目

  1. 業態(何屋かを一言で言えるか)
  2. ターゲット(年齢・性別・利用動機)
  3. 客単価
  4. 回転率
  5. 月商目標
  6. 席数
  7. 滞在時間
  8. スタッフ人数
  9. ピークタイム
  10. 将来の業態変更余地

これを決めずに始めるリフォームは
博打です。


第5章|業態別・店舗リフォームの最適解

5-1. 飲食店リフォーム

✔ 飲食店は「厨房」が8割

  • 厨房効率=回転率
  • 厨房設計ミス=人件費増
  • ダクト・給排水が命

見た目より
熱・水・煙・動線を優先。


5-2. 美容室・サロン

  • セット面=売上単位
  • 鏡位置=滞在ストレス
  • 照明=顔色演出

おしゃれより
長時間滞在の疲労軽減


5-3. 物販・アパレル

  • 回遊動線が売上を決める
  • 壁=在庫
  • 中央=体験

「どこに立たせ、どこで迷わせるか」が設計。


第6章|居抜きリフォームの攻略法

6-1. 居抜きは「安い」ではなく「制約」

設備を活かすか殺すかの判断は:

  • 修繕費
  • 法規
  • 業態適合度

で決まる。

安く見えて
一番失敗率が高いのが居抜き


6-2. 居抜きで成功する人の思考

  • 設備に業態を合わせる
  • 無理な理想を捨てる
  • 7割完成を狙う

100点を狙うと負けます。


第7章|店舗リフォーム費用のリアル

7-1. 坪単価の目安(日本)

業態坪単価軽飲食30〜60万重飲食70〜120万美容室50〜90万物販30〜70万

※デザイン費・設計費・申請費は別が基本。


7-2. 見積で絶対に見るべき項目

  • 仮設工事
  • 解体範囲
  • 設備撤去費
  • 諸経費の割合

安い見積は
どこかを隠していることが多い。


第8章|工事トラブルを防ぐ方法

8-1. 契約書を軽視すると確実に揉める

必須項目:

  • 工期遅延時の扱い
  • 追加工事ルール
  • 支払タイミング
  • 瑕疵対応

口約束=爆弾です。


8-2. 現場は「毎週行く」が正解

週1回現場に行くだけで

  • 手抜き防止
  • 認識ズレ早期発見
  • 職人の意識向上

が起きます。


第9章|開業後を見据えたリフォーム設計

9-1. 「完成=ゴール」は素人発想

プロは
3年後を完成形にする

  • 増席可能か
  • レイアウト変更余地
  • 設備容量の余白

これが店の寿命を決めます。


9-2. 小さく始めて育てる設計

最初から完璧に作らない。

  • 看板は仮
  • 什器は可動
  • 壁は塗装

変化できる店が
生き残る店


第10章|店舗リフォームは「人生設計」である

店は
オーナーの思想が具現化された空間

  • 働き方
  • 人生リズム
  • スタッフとの関係
  • 客との距離感

すべてが設計に出ます。

売れる店とは
無理なく続けられる店


最後に|店舗リフォームで一番大切なこと

それは
**「自分の店を理解すること」**です。

知識があれば

  • 業者を選べる
  • デザインにNOが言える
  • 無駄な金を使わない

店舗リフォームは
怖いものではありません。

知らないまま始めることが怖いだけです。

第11章|99%の人が誤解している「店舗リフォームの目的」

まず一番デカい勘違いを壊す。

❌ よくある誤解

  • 店をキレイにすること
  • 古くなったから直すこと
  • 競合よりおしゃれにすること

✅ 本当の目的

「同じ面積・同じ立地で、利益を最大化する構造に変えること」

極論を言うと
👉 壁が汚くても、売れて利益が出ていれば成功
👉 どれだけ美しくても、利益が出なければ失敗

店舗リフォームは
美意識ではなく、構造設計


第12章|売上は「間取り」で9割決まる

12-1. 売上の正体を分解する

売上 =
(客数)×(客単価)×(来店頻度)

店舗リフォームで直接コントロールできるのは:

  • 客数
  • 客単価

これを左右するのが
レイアウト・動線・視線


12-2. 間取りは感覚ではなく数式

例えば飲食店。

  • 20坪
  • 客単価4,000円
  • 1日2回転


20坪 ÷ 1.5坪/席 = 約13席
13席 × 4,000円 × 2回転 × 30日
月商312万円

ここで壊す。

  • 通路を20cm削る
  • 厨房を1坪縮める
  • 席を2席増やす

👉 月商 +48万円

これが
店舗リフォームの破壊力


第13章|「動線設計」は人件費との戦争

13-1. スタッフ1歩=金

1歩をナメると店は死ぬ。

  • 1日5,000歩
  • 月25日
  • 年15万歩

これが無駄動線だったら?

  • 疲労増
  • スピード低下
  • 離職率上昇

👉 人件費が雪だるま式に溶ける。


13-2. ダメな動線の典型

  • ホールと厨房が遠い
  • 客動線とスタッフ動線が交差
  • バックヤードが奥すぎる

美しさ優先の設計はほぼ地雷


第14章|厨房・設備は「見えない地獄」

14-1. 厨房は“作業場”ではない

厨房は
利益を生む工場

  • 熱源配置
  • 作業高さ
  • 冷蔵庫の開閉方向
  • ゴミ動線

全部「時間」と「人」を食う。


14-2. ダクト・給排水を甘く見ると詰む

店舗リフォームでの死亡事故ランキング上位:

  1. ダクト容量不足
  2. 排水勾配ミス
  3. グリストラップ位置地獄

これ、直すと
数百万円単位で吹き飛ぶ


第15章|居抜き物件の「本当の恐怖」

15-1. 居抜きは「前の店の呪い」

残っているもの=
前の店の失敗要因の可能性。

  • 席数が少ない
  • 厨房が使いにくい
  • 客層に合ってない

それを「安いから」で引き継ぐと
失敗も一緒に相続する。


15-2. 居抜きを使いこなせる人間

居抜きで成功するのは:

  • 業態を合わせられる
  • 理想を捨てられる
  • 数字を優先できる

センスがある人じゃなく、割り切れる人


第16章|デザインという名の罠

16-1. 店舗デザインで起きる悲劇

  • カッコいいけど落ち着かない
  • 写真映えするが回転しない
  • 目立つが入りにくい

これは
デザインが経営を殺している状態


16-2. 良いデザインとは何か

良いデザインとは:

  • 客が迷わない
  • 長く居られる
  • スタッフが楽

誰も意識しないけど機能しているデザイン


第17章|金の話を壊す(店舗リフォーム費用の真実)

17-1. 予算は「使うもの」ではない

予算=
リスク吸収のための緩衝材

  • 予算ギリギリ → 死亡フラグ
  • 予算8割 → 正解

余白がない現場は
必ず事故る。


17-2. 見積書の闇

  • 一式
  • 概算
  • 諸経費15%超

これが並んでたら
黄色信号


第18章|工事現場のリアル

18-1. 現場は「放置すると腐る」

行かない施主
→ 舐められる
→ 手抜き
→ トラブル

これは感情論じゃない。
現場の物理法則


18-2. 良い現場の見分け方

  • 現場が整理されている
  • 図面が貼ってある
  • 職人が質問してくる

質問が多い現場は
意識が高い


第19章|開業後に差が出る「地味すぎる設計」

19-1. コンセント・照明・配線

失敗店舗あるある:

  • コンセント足りない
  • 延長コード地獄
  • 照明が暗くてメニュー見えない

地味な部分ほど修正不可


19-2. 音・匂い・温度

  • 騒音
  • 排気
  • 空調ムラ

これ、
クレームの温床


第20章|店舗リフォームは「人間理解」

最終的に残るのはこれ。

  • 人はどこで止まるか
  • どこで疲れるか
  • どこで不安になるか

これを理解している店だけが
生き残る


結論|店舗リフォームとは何か(再定義)

店舗リフォームとは:

壁を作ることではない
床を張ることでもない

売れ続ける構造を、空間に固定する行為

知識がある施主は
9割の失敗を回避できる。

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