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店舗内装工事のプロセスについて2025.06.13

店舗内装工事とは:基礎から応用まで完全ガイド

第1章:店舗内装工事の概要

1-1. 店舗内装工事とは何か

店舗内装工事とは、商業施設・飲食店・美容室・アパレルショップなどの営業空間における内装(インテリア)部分の設計・施工を指します。壁や床、天井、照明、什器、設備機器の取り付け、配線・配管工事、そして空間演出までを含む工事全般を指し、店舗の売上やブランドイメージに直結する極めて重要なプロセスです。

1-2. なぜ内装が重要なのか

  • 集客力に直結:ファサードや内観の印象が第一印象を決める。
  • 顧客導線の最適化:スムーズな動線設計により、回遊性が向上し滞在時間も延びる。
  • 業種特化の設計:飲食、物販、サービス業など業種によって求められる内装が異なる。
  • ブランディング:ロゴやカラー、素材感などがブランド価値を形成する。

第2章:内装工事の流れと工程

2-1. 初期ヒアリングと現地調査

施主(オーナー)との打ち合わせで以下を確認します:

  • 業種・業態
  • 営業コンセプト
  • 予算
  • スケジュール
  • テナントの現況(スケルトンか居抜きか)

現地調査では、寸法測定・既存設備の確認・配管や電源の位置などを把握します。

2-2. 企画・基本設計

コンセプトに基づき、ゾーニング・導線設計・レイアウト図の作成を行います。店舗デザインの方向性を決め、設計図やCGパースでビジュアル化します。

2-3. 実施設計と見積もり

  • 建築設計図(平面図、天井伏図、展開図、什器図)
  • 設備図(電気、給排水、空調、防災)
  • 仕上表(床材、壁紙、照明器具等)

これらに基づいて詳細な工事費用の見積もりを作成します。

2-4. 申請・届出

工事着手前には各種申請が必要です:

  • 建築確認申請(大規模改修の場合)
  • 消防法による届出
  • 用途変更届(業種によって)
  • 商業施設内の場合、管理会社への設計申請

2-5. 着工と施工管理

施工管理者が工程管理、品質管理、安全管理、原価管理を行いながら進行します。主な工程は以下の通り:

  1. 解体工事(居抜き物件のみ)
  2. 下地工事(壁、天井、床の骨組み)
  3. 電気・給排水・空調・防災設備工事
  4. 内装仕上げ(クロス、塗装、タイルなど)
  5. 家具・什器の取り付け
  6. 看板・サインの設置

2-6. 竣工・引渡し

竣工後、施主立会いのもと完成検査を行い、問題がなければ引き渡し。各種設備の取扱説明や書類の引渡しも含まれます。

第3章:内装工事の種類と特徴

3-1. スケルトン工事

コンクリート打ちっぱなしなどの状態(スケルトン)からすべて新設する工事。自由度が高い反面、コストと工期がかかります。

3-2. 居抜き内装工事

前テナントの内装を活用することで、費用と期間を抑えることが可能。ただし、既存設備の劣化やレイアウトの制約に注意。

3-3. 原状回復工事

退去時に物件を元の状態に戻すための工事。賃貸契約に基づいてスケルトン返却が求められる場合がある。

第4章:業種別の内装工事のポイント

4-1. 飲食店

  • 換気・排気ダクト設計が必須
  • 厨房機器の設置と導線の最適化
  • 防火・防煙・防音性能が求められる
  • 内装仕上げは油や水への耐性を重視

4-2. 美容室・理容室

  • 給湯設備・シャンプー台の配管設計が重要
  • 照明と鏡の配置で清潔感を演出
  • ドライヤーやアイロン用の電源配分

4-3. アパレルショップ

  • 商品が映えるライティング計画
  • 試着室の設置とプライバシー確保
  • 内装デザインがブランドイメージを体現

4-4. クリニック・医療施設

  • バリアフリー対応
  • 待合スペースの快適性
  • 衛生面を考慮した素材選定

第5章:内装工事にかかる費用と見積もりの考え方

5-1. 内装費用の内訳

  • 設計・デザイン費:5〜15%
  • 建築工事費:30〜50%
  • 設備工事費(電気・空調・水道など):20〜30%
  • 什器・家具・看板:10〜20%
  • 諸経費・管理費:5〜10%

5-2. 坪単価の目安

業種坪単価の目安(万円)飲食店(厨房含む)30〜80万美容室40〜70万物販店20〜50万クリニック60〜100万

※地域・建物状態・デザイン性により変動します。

第6章:法令と安全に関する配慮

6-1. 建築基準法

  • 耐震性、避難経路の確保、建物用途などが規定されます。

6-2. 消防法

  • 消火器、自動火災報知器、スプリンクラー等の設置義務。
  • 出入口や避難通路の寸法規定あり。

6-3. バリアフリー法

  • 高齢者や障害者が安全に利用できる設計が求められる施設もあります。

第7章:デザインとブランディングの統合

7-1. 店舗コンセプトの明確化

「誰に」「何を」「どう売るか」を視覚的に表現するために、**内装は“無言の営業マン”**としての役割を果たします。

7-2. 色彩・素材の選定

  • 色彩心理学を考慮(例:青=清潔感、赤=食欲促進)
  • 木材・石材・金属・ガラスなど素材の質感が空間演出に直結

7-3. サイン・ロゴの統一

外装から内装までロゴやカラーを統一することで、ブランディングの一貫性が生まれます。

第8章:トレンドと未来の内装工事

8-1. SDGs・環境配慮設計

  • 再生可能資源やローカルマテリアルの活用
  • ZEH対応(省エネルギー)

8-2. テクノロジーの活用

  • IoTを活用した照明・空調・BGM制御
  • デジタルサイネージによる販促

8-3. 多用途型空間の設計

  • 昼はカフェ、夜はバーなど、用途の切替が可能な可変空間設計

第9章:内装工事におけるトラブルと対策

9-1. 予算超過

  • 原因:仕様変更、追加工事、見積もりの甘さ
  • 対策:仕様確定後の変更は極力避ける、契約前に詳細な見積書を確認

9-2. 工期遅延

  • 原因:天候、材料納品の遅れ、職人不足
  • 対策:工程表の事前共有、定例会議の実施

9-3. 法令違反

  • 原因:届出漏れ、基準違反
  • 対策:実績のある施工会社に依頼、必要書類のリストアップ

第10章:施工会社選びのポイント

  • 実績が豊富か(業種特化型が理想)
  • 見積書が明瞭か
  • 施工後のアフター対応があるか
  • 担当者の対応力(柔軟性・提案力)

終章:成功する内装工事のために

店舗内装工事は、単なる「空間作り」ではなく、「顧客体験のデザイン」であり「ビジネス戦略の一部」です。良い内装工事には、「目的の明確化」「優れた設計力」「信頼できる施工チーム」の三拍子が不可欠です。

開業を成功させるためには、予算だけでなく、設計と施工の質を重視し、長期的視点で投資を行う姿勢が重要です。

戸建て住宅やアパートマンション、店舗オフィスの内装リフォーム・リノベーション工事のことなら、埼玉県越谷市の株式会社N・A・Oまでお気軽にお問い合わせ下さい。

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