店舗内装工事のトレンドについて2025.10.03
第1章 店舗内装工事の基本概念
1-1 店舗内装工事とは
店舗内装工事とは、商業施設や路面店、ショッピングモールなどに入居する店舗の内部空間を、営業目的に合わせて設計・施工することを指す。単なる装飾やデザインではなく、建築基準法や消防法、バリアフリー法などの法規制を満たしつつ、利用客が快適に過ごし、かつ事業者が効率的に運営できる空間を作り出すことが目的である。
住宅の内装工事と大きく異なるのは「商業性」と「集客性」を重視する点であり、売上やブランドイメージに直結する重要な要素となる。
1-2 内装工事の対象範囲
店舗内装工事の範囲は非常に広い。一般的には以下の工事項目が含まれる。
- 床工事(フローリング、タイル、カーペットなど)
- 壁工事(クロス、塗装、パネル仕上げなど)
- 天井工事(ボード、装飾天井、照明計画など)
- 造作工事(カウンター、棚、什器の製作・設置)
- 設備工事(電気、空調、給排水、防災設備など)
- 看板工事(外装との連携を含む)
- 音響・映像設備の設置
これらは個別に分けて発注する場合もあれば、内装工事業者が一括して管理する場合もある。
第2章 店舗内装工事の重要性
2-1 集客効果への影響
店舗の内装は第一印象を決める要素であり、顧客の来店意欲や滞在時間に大きく影響する。例えばカフェであれば落ち着いた雰囲気を演出することで長居してもらい、客単価を上げることができる。美容室であれば清潔感と高級感を与えることで信頼を獲得できる。
2-2 ブランドイメージとの整合性
内装はブランドの世界観を体現する場である。アパレルブランドならコンセプトに沿ったカラーや照明、レイアウトが不可欠であり、飲食店なら料理ジャンルに合わせた空間デザインが必要となる。
2-3 法規制への適合
店舗内装工事では、商業活動に適した法規制を満たす必要がある。建築基準法、消防法、バリアフリー法、食品衛生法など、業種ごとに遵守すべき規制が異なるため、専門知識を持つ設計者・施工者が不可欠となる。
第3章 店舗内装工事の流れ
3-1 企画・計画段階
- 市場調査・コンセプト設定
立地条件やターゲット層を踏まえ、店舗のコンセプトを決定する。 - ゾーニング計画
客席・バックヤード・厨房・レジなどの配置を検討し、効率的な動線を確保する。
3-2 設計段階
- 基本設計(平面図・立面図・パース作成)
- 実施設計(施工図面・設備図面の作成)
- 各種申請(消防署、保健所、建築確認など)
3-3 施工段階
- 解体工事(スケルトン化または既存内装の一部撤去)
- 下地工事(床・壁・天井の骨組みや配管)
- 仕上げ工事(内装材、造作、什器の取り付け)
- 設備工事(電気・空調・給排水・防災システムの導入)
3-4 引き渡し・オープン準備
- 竣工検査(オーナー・施工会社・設計者によるチェック)
- 家具・什器・備品(FF&E)の搬入
- 動作確認・試運転
- 保健所や消防署の検査
- プレオープン → グランドオープン
第4章 施工における法規制と申請
4-1 建築基準法
店舗が設置される建物の用途制限や避難経路の確保、防火区画の設置などに関連する。
4-2 消防法
火災報知器、スプリンクラー、誘導灯などの防災設備は消防法に基づき設置が義務づけられている。内装材の防火性能も規制の対象である。
4-3 保健所関連(飲食店)
飲食店ではシンクの数、換気設備、手洗い場の設置などが保健所によって規定されている。工事前に図面を提出し、審査を受ける必要がある。
4-4 バリアフリー法
新築や大規模改修の場合、バリアフリー対応が求められる。特に不特定多数が利用する店舗では、段差解消や多目的トイレの設置が検討される。
第5章 業種別の内装工事の特徴
5-1 飲食店
- 厨房設備の導入(給排水・換気・グリストラップ)
- 客席と厨房の動線分離
- 清掃性を重視した内装材選び
5-2 美容室・理容室
- シャンプー台や給排水設備
- 鏡や照明の位置
- 待合スペースの快適性
5-3 物販店(アパレル・雑貨)
- 商品を引き立てる照明計画
- 商品棚・什器の配置とデザイン
- セキュリティ設備
5-4 クリニック・医療系
- 清潔感・安心感を与える色彩
- 医療機器用の特殊設備
- 感染症対策(換気・抗菌素材)
第6章 店舗内装工事にかかる費用
6-1 坪単価の目安
- 飲食店:約40万~80万円/坪
- 美容室:約35万~70万円/坪
- 物販店:約30万~60万円/坪
- クリニック:約50万~100万円/坪
6-2 コスト構成
- 設計費用:工事費の5~15%
- 内装工事費:床・壁・天井・造作
- 設備工事費:電気・空調・給排水
- FF&E:家具・什器・備品
- 看板・サイン費用
第7章 最新トレンドとデザイン動向
- サステナブル素材の利用(リサイクル材、FSC認証木材など)
- DX(デジタル体験)の導入(デジタルサイネージ、セルフオーダー端末)
- シンプルでミニマルなデザイン
- 多目的スペース化(イベント利用、ポップアップ対応)
第8章 施工後の運用とメンテナンス
店舗内装工事は完成して終わりではない。開業後には以下の管理が求められる。
- 定期清掃と美観維持
- 設備の点検(空調、電気、防災設備)
- 内装材の劣化・破損修繕
- レイアウト変更や什器の入れ替え
店舗運営の成長や市場の変化に応じて、再リニューアルや部分改装を行うことで、競争力を維持できる。
第9章 まとめ
店舗内装工事は、単なる「空間づくり」ではなく、売上・集客・ブランド構築・法規制対応といった多面的な要素が絡み合う複雑なプロセスである。計画・設計・施工・運営のすべてにおいて専門知識が求められ、成功するかどうかは初期段階の企画力と施工の品質に大きく左右される。
特に現代の店舗はデザイン性と機能性の両立が不可欠であり、内装工事は単なるコストではなく「投資」であると捉えることが重要である。
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