店舗リフォームの業種別ポイントについて2025.12.18
1. 店舗リフォームとは何か
1-1. 店舗リフォームの定義
店舗リフォームとは、既存店舗の内装・外装・設備・動線・機能を改善・刷新する工事を指します。
単なる修繕や美観の回復にとどまらず、以下のような目的を含むことが一般的です。
- 集客力の向上
- 売上・客単価の向上
- ブランドイメージの再構築
- 働きやすさ・オペレーション改善
- 法規・安全基準への適合
- 老朽化・設備更新への対応
店舗リフォームは「見た目をきれいにする工事」ではなく、経営戦略の一部である点が住宅リフォームとの最大の違いです。
1-2. リフォームとリノベーションの違い
店舗分野では両者が混同されがちですが、意味合いは異なります。区分内容リフォーム原状回復・部分改修・機能改善リノベーション空間価値・業態・コンセプトの再構築
ただし、実務上は両方を包括して「店舗リフォーム」と呼ぶことも多く、目的重視で考えることが重要です。
2. 店舗リフォームを行う主な理由
2-1. 売上・集客力の低下
- 外観が古く、新規客が入りづらい
- 内装が時代に合っていない
- SNS映えしない
これらは来店動機を大きく損ないます。
2-2. ブランド・コンセプトの見直し
- ターゲット客層の変化
- 業態変更(例:居酒屋→バル)
- 高価格帯・低価格帯へのシフト
内装は無言のメッセージとして顧客に強く影響します。
2-3. 老朽化・設備更新
- 空調・給排水・電気設備の劣化
- 厨房機器の更新
- 衛生基準への対応
特に飲食店では設備更新=経営リスク回避です。
2-4. スタッフの働きやすさ改善
- 動線が悪く作業効率が低い
- ストレスの多いバックヤード
- 離職率の高さ
店舗リフォームは人材定着策でもあります。
3. 店舗リフォームの全体フロー
3-1. 現状分析・課題整理
最初に行うべきは、以下の整理です。
- 現在の売上・客数・客単価
- 強み・弱み
- 競合店舗分析
- 来店客の年齢・性別・利用目的
ここを曖昧にしたまま工事を始めると、失敗確率が一気に上がります。
3-2. コンセプト設計
コンセプトは以下の要素を統合して決めます。
- 誰に(ターゲット)
- 何を(商品・サービス)
- どんな価値で(価格・体験)
- どんな空間で(内装・雰囲気)
内装はコンセプトの視覚化装置です。
3-3. 予算計画
店舗リフォームでは、以下を含めて予算を考えます。
- 内装工事費
- 設備工事費
- 設計・デザイン費
- 仮設・解体費
- 什器・家具
- 看板・サイン
- 申請・検査費
- 休業損失
工事費だけで考えないことが重要です。
3-4. 設計・デザイン
設計段階では以下を具体化します。
- 平面レイアウト
- 動線計画(客・スタッフ・物)
- 内装素材・色彩
- 照明計画
- 家具・什器配置
「かっこいい」よりも売れる・使いやすいが優先です。
3-5. 工事・施工
- 解体工事
- 下地・設備工事
- 仕上げ工事
- 家具・機器設置
- 検査・調整
店舗工事は工程管理が命です。
3-6. 引き渡し・オープン
- 保健所検査
- 消防検査
- 什器・設備の使い方説明
- オープン準備
オープン後も微調整は続くと考えましょう。
4. 店舗リフォームの費用相場
4-1. 坪単価の目安
業種や内容により大きく異なります。内容坪単価目安軽微な改修10〜30万円標準的なリフォーム30〜70万円フルリフォーム70〜150万円以上
※厨房や医療系はさらに高額になります。
4-2. 業種別費用傾向
- 飲食店:設備比率が高い
- 美容室:デザイン・照明重視
- 物販店:什器・陳列重視
- クリニック:法規・設備重視
同じ坪数でも費用は倍以上変わることも珍しくありません。
5. 店舗リフォームで重要な法規・申請
5-1. 建築基準法
- 用途変更
- 内装制限
- 天井高さ
- 排煙計画
5-2. 消防法
- 防炎材料
- 非常照明
- 誘導灯
- 消火設備
5-3. 保健所(飲食・美容)
- 厨房区画
- 手洗い器
- 給排水計画
- 衛生動線
法規対応は後回し厳禁です。
6. 業種別 店舗リフォームのポイント
6-1. 飲食店
- 客席回転率
- 厨房効率
- 臭い・音対策
- 清掃性
6-2. 美容室・サロン
- 鏡配置
- 照明演色性
- プライバシー配慮
- 水回り動線
6-3. 物販店
- 視線誘導
- 商品回転
- 滞在時間
- レジ位置
6-4. クリニック・医療系
- 清潔感
- 安心感
- バリアフリー
- 法規遵守
7. 店舗リフォームの失敗事例
7-1. デザイン優先で使いにくい
- 動線が悪い
- 清掃が大変
- スタッフが疲弊
7-2. 予算オーバー
- 追加工事の連発
- 見積もりが甘い
- 設備費の想定不足
7-3. ターゲット不一致
- 客層と内装が合わない
- 高級すぎる/安っぽい
8. 成功する店舗リフォームの共通点
- 明確なコンセプト
- 数字(売上・回転率)視点
- 動線重視
- 無理のない予算
- 信頼できる施工会社
「センス」より設計力と経験が重要です。
9. 最新の店舗リフォームトレンド
9-1. ミニマル・余白重視
- 清潔感
- 写真映え
- 長期使用
9-2. サステナブル素材
- 木材
- 再生素材
- 省エネ設備
9-3. フレキシブル空間
- 可動什器
- レイアウト変更対応
10. 店舗リフォーム後の運営改善
10-1. 数値で効果測定
- 客数
- 客単価
- 回転率
10-2. 改善のPDCA
店舗は完成してからが本番です。
11. 店舗リフォームは「経営投資」である
店舗リフォームは単なる工事ではなく、
- 売上を作る
- ブランドを育てる
- 人材を守る
ための経営投資です。
安さだけで判断せず、
「このリフォームで何が変わるのか」
を常に問い続けることが成功の鍵となります。
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