マンションリノベーションについて2026.09.30
マンションリノベーションとは、既存のマンションの内装や設備、間取りなどを大きく変更し、住まいを現在のライフスタイルに合わせてつくり直す工事です。
単純に壁紙や床を張り替える「リフォーム」と比較すると、マンションリノベーションでは、間取り変更、水回り設備の交換、給排水・電気設備の更新、断熱、防音、収納計画など、住宅内部を総合的に見直すことができます。
中古マンションを購入して自分好みの住まいに変更したい場合や、現在住んでいるマンションを家族構成や生活スタイルに合わせて変更したい場合に、マンションリノベーションは有効な選択肢です。
一方で、マンションは戸建て住宅と違い、建物全体が管理組合によって管理されています。そのため、自由に工事できるわけではありません。
専有部分と共用部分の区別、管理規約、使用細則、工事申請、構造上の制約、配管の位置などを確認したうえで計画する必要があります。
ここでは、マンションリノベーションの基本から、工事内容、費用、間取り変更、設備、施工上の注意点、工事の流れまで詳しく解説します。
1.マンションリノベーションとは
マンションリノベーションは、既存のマンション住戸を大規模に改修し、住宅性能や使い勝手、デザインなどを向上させる工事です。
例えば、
・3LDKを2LDKに変更する
・リビングを広くする
・和室を洋室に変更する
・壁付けキッチンを対面キッチンに変更する
・古い浴室や洗面台を交換する
・トイレを新しくする
・給排水管を更新する
・床や壁、天井を全面的に改修する
・収納を増やす
・照明計画を変更する
・コンセントを増設する
・断熱性能を改善する
・防音性能を高める
といった工事が可能です。
特に中古マンションでは、既存の間取りをそのまま使用するのではなく、一度内部を解体してから新しい間取りをつくる「スケルトンリノベーション」が選択されるケースもあります。
2.リフォームとリノベーションの違い
「リフォーム」と「リノベーション」は、実際の現場では明確に区別されないこともありますが、一般的には工事の規模や目的によって使い分けられます。
リフォーム
リフォームは、既存の住宅を新築時に近い状態へ戻す修繕・改修を指すことが多い言葉です。
例えば、
・クロス張替え
・フローリング張替え
・キッチン交換
・浴室交換
・トイレ交換
・洗面台交換
・建具交換
などが代表的です。
リノベーション
リノベーションは、単純な修繕だけではなく、住まいの性能や価値、使い勝手を向上させることを目的とします。
例えば、
「3LDKを広い2LDKにしたい」
「家族が集まりやすいLDKにしたい」
「在宅ワークスペースをつくりたい」
「収納を大幅に増やしたい」
「古い設備や配管を一新したい」
といった要望を、住宅全体の計画として実現します。
そのため、マンションリノベーションでは「どんな部屋をつくりたいか」というデザインだけではなく、「どのように暮らしたいか」を考えることが重要です。
3.マンションリノベーションのメリット
マンションリノベーションには多くのメリットがあります。
3-1.自分好みの間取りに変更できる
既存マンションの間取りは、購入時点では必ずしも自分の生活に合っているとは限りません。
例えば、
「LDKが狭い」
「キッチンが孤立している」
「収納が少ない」
「使っていない和室がある」
といった問題があります。
そこで、間仕切り壁を撤去してLDKを広げたり、洋室をワークスペースに変更したりすることができます。
4.スケルトンリノベーション
マンションリノベーションの中でも大規模なのがスケルトンリノベーションです。
スケルトンとは、住戸内部の壁、床、天井などを解体し、構造躯体に近い状態まで戻してから新しく内装をつくる方法です。
既存の間取りを部分的に変更するだけではなく、住戸全体を一から計画できます。
例えば、
旧間取り
3LDK
↓
スケルトン解体
↓
新しい間取り
2LDK+大容量収納+ワークスペース
というように、生活スタイルそのものを変更できます。
ただし、マンションの場合、戸建てのように構造躯体を自由に変更できるわけではありません。
柱や梁、耐力壁、共用配管、共用部分などは変更できない場合があるため、事前確認が必要です。
5.マンションで間取り変更を行う際の注意点
マンションリノベーションで最も重要なポイントの一つが、間取り変更です。
間仕切り壁を撤去すれば自由に間取りを変えられるように思えますが、すべての壁を撤去できるとは限りません。
特に注意が必要なのが、
・構造壁
・柱
・梁
・PS(パイプスペース)
・共用配管
・排水管
・換気設備
・マンション管理規約
です。
例えば、PSには給水管、給湯管、排水管などが通っていることがあります。
PSを移動できない場合、その周辺の間取り計画も制限されます。
6.LDKを広くするリノベーション
マンションリノベーションで非常に人気が高いのが、LDKの拡張です。
例えば、リビング横に和室がある3LDKの場合、和室とLDKの間仕切りを撤去して、広いLDKに変更する方法があります。
6畳程度の和室を取り込むことで、広々としたLDKをつくることができます。
ただし、壁を撤去するだけではなく、
・床高さ
・天井高さ
・照明
・エアコン
・コンセント
・テレビ配線
・建具
・収納
なども同時に検討する必要があります。
7.キッチンリノベーション
マンションリノベーションでは、キッチンの変更も重要な工事です。
代表的なキッチンには、
・壁付けキッチン
・I型キッチン
・L型キッチン
・ペニンシュラキッチン
・アイランドキッチン
などがあります。
特に人気があるのが対面キッチンです。
リビングを見ながら料理ができるため、家族とのコミュニケーションを取りやすくなります。
一方、アイランドキッチンは見た目が非常に開放的ですが、キッチン周囲に通路が必要になります。
そのため、マンションの専有面積によっては、アイランド型よりペニンシュラ型のほうが適している場合があります。
8.キッチン移動の注意点
キッチンの位置を変更する場合、特に重要なのが排水です。
排水管には適切な勾配が必要となるため、キッチンを大きく移動すると、
・床を上げる
・排水経路を変更する
・配管スペースを確保する
といった工事が必要になる場合があります。
また、マンションによっては排水管の移動が管理規約で制限されている場合があります。
そのため、キッチンを移動したい場合は、設計段階で既存配管の位置を確認することが重要です。
9.浴室・ユニットバスのリノベーション
浴室はマンションリノベーションで交換されることの多い設備です。
既存のユニットバスを解体し、新しいユニットバスを設置します。
一般的には、
・1216サイズ
・1317サイズ
・1416サイズ
・1418サイズ
・1620サイズ
などがあります。
マンションでは、梁や配管などによって設置できるサイズが決まるため、カタログ上のサイズだけで判断してはいけません。
現地調査で、
・梁位置
・床高さ
・排水位置
・給水位置
・換気ダクト
・天井高さ
などを確認します。
10.洗面所のリノベーション
洗面所では、
・洗面化粧台
・洗濯機パン
・収納
・床材
・壁紙
・照明
・換気扇
などを一体的に計画します。
洗面化粧台については、既製品だけでなく造作洗面台を採用する方法もあります。
造作洗面台では、
・カウンター
・ボウル
・水栓
・ミラー
・収納
を自由に組み合わせることができます。
11.トイレのリノベーション
トイレは比較的小さなスペースですが、リノベーションによって印象を大きく変えられます。
例えば、
・節水型トイレ
・手洗い器
・収納
・間接照明
・アクセントクロス
・タイル
・フロアタイル
などを組み合わせることで、ホテルのような空間にすることも可能です。
ただし、トイレを移動する場合は排水管の勾配が問題になります。
マンションでは排水管の移動距離に制限があるため、位置変更については設備業者や施工会社に確認する必要があります。
12.床材の選び方
マンションでは床材選びにも注意が必要です。
特に重要なのが遮音性能です。
マンションでは下階への生活音が問題になることがあるため、管理規約で床材の遮音等級や仕様が指定されている場合があります。
そのため、
「デザインが気に入ったから」
という理由だけでフローリングを選ぶのではなく、管理規約を確認する必要があります。
床材には、
・フローリング
・クッションフロア
・フロアタイル
・カーペット
・タイル
・畳
などがあります。
13.壁・天井のリノベーション
壁や天井は住宅の印象を大きく左右します。
一般的には、
・ビニールクロス
・塗装
・珪藻土
・漆喰
・タイル
・木材
などが使用されます。
アクセントウォールを設けることで、部屋全体のデザイン性を高めることもできます。
ただし、マンションでは躯体コンクリートへの直接施工が制限される場合もあります。
14.収納計画
マンションリノベーションでは、収納計画が非常に重要です。
単純に収納スペースを増やすだけではなく、
「何をどこに収納するのか」
を考える必要があります。
例えば、
・玄関収納
・ウォークインクローゼット
・ファミリークローゼット
・パントリー
・リビング収納
・洗面収納
・キッチン収納
などがあります。
特に家族が多い場合、ファミリークローゼットを設置することで、各部屋に衣類収納を設ける必要がなくなる場合があります。
15.玄関リノベーション
玄関は住宅に入って最初に目に入る場所です。
そのため、デザイン性だけではなく収納量も重要です。
例えば、
・シューズクローク
・姿見
・間接照明
・ベンチ
・手すり
・傘収納
などを計画できます。
ただし、マンションでは玄関ドアそのものが共用部分に該当する場合があるため、勝手に交換できないことがあります。
16.照明計画
マンションリノベーションでは、照明計画も重要です。
従来の住宅ではシーリングライトを中央に1台設置する方法が一般的でした。
しかし、リノベーションでは、
・ダウンライト
・スポットライト
・間接照明
・ペンダントライト
・ブラケットライト
・ライン照明
などを組み合わせることで、空間の雰囲気を大きく変えられます。
例えばLDKでは、
メイン照明+ダウンライト+間接照明
という組み合わせも有効です。
17.コンセント・スイッチ計画
リノベーションで意外と重要なのがコンセントです。
完成後に、
「コンセントが足りない」
「家具の裏に隠れてしまった」
という問題が発生することがあります。
そのため、
・テレビ
・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・食洗機
・掃除機
・スマートフォン
・パソコン
・プリンター
など、使用する電化製品をあらかじめ想定しておく必要があります。
18.断熱性能の改善
マンションでは、戸建て住宅と比較して断熱改修の方法に制約があります。
特に、
・外壁
・サッシ
・玄関ドア
などは共用部分に関係するため、自由に変更できない場合があります。
そのため、専有部分の範囲で、
・内窓
・断熱材
・断熱性の高い床材
・断熱性の高い建具
などを検討します。
19.防音・遮音対策
マンションリノベーションでは、防音対策も重要です。
生活音には、
・話し声
・テレビ音
・足音
・椅子を引く音
・洗濯機
・掃除機
などがあります。
特に下階への音を抑える場合は床の遮音性能が重要です。
ただし、遮音性能は床材だけで決まるわけではありません。
床下構造、床材、下地、躯体などを含めて検討する必要があります。
20.マンションリノベーションの費用
マンションリノベーションの費用は、工事内容や面積、設備グレード、解体範囲、既存状態などによって大きく変わります。
一般的なイメージとしては、
・部分リフォーム
数百万円程度
・水回り+内装リフォーム
数百万円~1,000万円程度
・全面リノベーション
1,000万円前後からそれ以上
・スケルトンリノベーション
1,000万円~2,000万円程度、またはそれ以上
となる場合があります。
ただし、これはあくまで目安です。
マンションの広さ、築年数、設備仕様、地域、施工条件などによって大きく変動します。
21.費用を左右するポイント
マンションリノベーション費用を大きく左右するのが以下の項目です。
① 専有面積
面積が大きくなるほど、
・床
・壁
・天井
・建具
・照明
・設備
などの数量が増えます。
② 解体範囲
既存内装を残すのか、すべて解体するのかによって費用が変わります。
③ 設備グレード
キッチン、浴室、洗面、トイレなどのグレードによって大きく価格が変わります。
④ 間取り変更
壁を撤去して新しく間仕切りをつくる場合、解体・廃材処分・大工工事・電気工事・内装工事などが必要になります。
⑤ 配管工事
給水、給湯、排水などを移動すると費用が増える可能性があります。
22.マンションリノベーションの工事の流れ
一般的な工事の流れは以下のようになります。
STEP1 現地調査
既存住宅の状態を確認します。
STEP2 要望ヒアリング
家族構成、予算、希望間取り、デザインなどを確認します。
STEP3 プラン作成
間取りや設備、収納などを計画します。
STEP4 見積作成
工事内容を確定し、見積書を作成します。
STEP5 管理組合への確認
マンションの管理規約を確認し、必要な工事申請を行います。
STEP6 契約
工事内容、金額、工期などを確認して契約します。
STEP7 着工
養生、解体、設備工事、大工工事、内装工事などを進めます。
STEP8 設備・仕上げ
キッチン、浴室、洗面、トイレ、建具、照明などを設置します。
STEP9 検査
設備の動作や仕上がりを確認します。
STEP10 引き渡し
施主に完成した住戸を引き渡します。
23.管理組合への確認が重要
マンションリノベーションで戸建てと最も違うのが、管理組合への確認です。
工事前に、
・管理規約
・使用細則
・リフォーム細則
・工事申請書
・工事可能時間
・搬入経路
・エレベーター使用規則
・共用部養生
・騒音作業の時間制限
などを確認します。
マンションによっては、工事内容によって管理組合や管理会社への申請・承認が必要になります。
24.共用部分と専有部分
マンションでは、専有部分だからといってすべて自由に変更できるわけではありません。
例えば、
・玄関ドア
・窓サッシ
・外壁
・共用配管
・パイプスペース
などは、共用部分として扱われることがあります。
一方、
・室内の壁紙
・室内の床
・室内建具
・キッチン
・浴室
・洗面台
などは専有部分に該当することが一般的です。
ただし、マンションごとに規約が異なるため、必ず管理規約を確認する必要があります。
25.築年数が古いマンションの注意点
築年数が古いマンションでは、表面的な内装だけでなく、内部の状態確認が重要です。
例えば、
・給水管
・給湯管
・排水管
・電気配線
・換気設備
・下地
・断熱性能
などです。
見た目だけ新しくしても、配管や設備が古いままだと、将来的に修繕が必要になる可能性があります。
そのため、大規模リノベーションでは「見える部分」だけでなく「見えなくなる部分」も確認することが重要です。
26.中古マンション購入+リノベーション
中古マンションを購入してリノベーションする方法もあります。
この場合、
中古マンション購入費
+
リノベーション費用
+
諸費用
という総額で考える必要があります。
物件価格だけを見て購入すると、想定以上のリノベーション費用が必要になるケースがあります。
そのため、物件購入前に、
「このマンションで希望する間取りが実現できるか」
「キッチンを移動できるか」
「浴室を大きくできるか」
「床材の制限はあるか」
などを確認することが重要です。
27.マンションリノベーションでよくある失敗
① 予算を使い切ってしまう
リノベーションでは工事中に追加工事が発生することがあります。
特に築年数の古いマンションでは、解体して初めて分かる問題があります。
そのため、予備費を確保しておくことが重要です。
② コンセントが足りない
家具配置を考えずに電気設備を決めると、完成後に使いにくくなることがあります。
③ 収納が足りない
デザインを優先しすぎると、収納スペースが不足する場合があります。
④ 配管の制約を見落とす
キッチンやトイレを移動できると思っていても、排水勾配などの問題で難しい場合があります。
⑤ 管理規約を確認していない
床材や工事時間、設備変更などに制限がある場合があります。
28.デザインだけでなく暮らしを考える
マンションリノベーションでは、デザイン性だけを追求するのではなく、実際の生活を考えることが重要です。
例えば、
「おしゃれなアイランドキッチン」
を採用しても、通路幅が狭ければ使いにくくなります。
「大きな収納」
をつくっても、奥行きが深すぎれば物が取り出しにくくなります。
「広いLDK」
にしても、収納が少なければ物がリビングに出てしまいます。
つまり、
デザイン
+
動線
+
収納
+
設備
+
メンテナンス
を総合的に考える必要があります。
29.将来を考えたマンションリノベーション
現在の生活だけでなく、将来の家族構成も考えることが重要です。
例えば、
・子どもが成長したとき
・親との同居
・在宅ワーク
・老後
・バリアフリー
などです。
将来的に間取りを変更しやすいようにしておくことも一つの方法です。
30.バリアフリーリノベーション
マンションリノベーションでは、バリアフリー化も可能です。
例えば、
・段差解消
・手すり設置
・引き戸への変更
・滑りにくい床材
・浴室の出入口改善
・トイレ空間の拡張
などがあります。
特に浴室やトイレは、将来的な使いやすさを考えて計画することが重要です。
31.テレワーク対応リノベーション
近年では、在宅勤務に対応したリノベーションも増えています。
例えば、
・ワークスペース
・造作デスク
・本棚
・コンセント
・LAN配線
・照明
・防音対策
などを組み込むことができます。
リビングの一角にデスクを設ける方法や、個室としてワークスペースをつくる方法があります。
32.ホテルライクなマンションリノベーション
最近のマンションリノベーションでは、ホテルのような空間を目指すデザインも人気があります。
例えば、
・間接照明
・大判タイル
・フロート型洗面台
・ガラスパーティション
・ダーク系建具
・石目調素材
・木質素材
などを組み合わせます。
ただし、ホテルライクなデザインは素材や照明の使い方によって印象が大きく変わるため、全体のバランスが重要です。
33.マンションリノベーションの見積書
見積書を見る際は、単純な総額だけではなく工事内容を確認することが重要です。
例えば、
・解体工事
・産廃処分
・木工事
・電気工事
・給排水設備工事
・空調工事
・内装工事
・建具工事
・住宅設備
・塗装工事
・クリーニング
など、どこまで含まれているのかを確認します。
「一式」という表記が多い場合は、具体的な施工範囲を確認することも重要です。
34.マンションリノベーション業者の選び方
施工会社を選ぶ際は、価格だけで判断するのではなく、
・マンション施工実績
・施工事例
・担当者の説明力
・現地調査の丁寧さ
・見積内容
・管理組合対応
・設備メーカーとの連携
・アフターサービス
などを確認します。
特にマンションリノベーションでは、戸建てとは異なる制約があるため、マンション工事の経験が重要です。
35.まとめ
マンションリノベーションは、単純に古い内装や設備を新しくするだけの工事ではありません。
現在の住まい方を見直し、
「どのような暮らしをしたいのか」
を間取り、設備、収納、照明、内装、性能などに反映させる工事です。
例えば、
・狭いLDKを広くする
・キッチンを対面式にする
・和室を洋室に変更する
・収納を増やす
・水回りを一新する
・在宅ワークスペースをつくる
・照明を変更する
・断熱や防音性能を改善する
など、さまざまな希望を実現できます。
一方で、マンションには戸建てにはない制約があります。
特に、
・管理規約
・共用部分と専有部分
・構造躯体
・排水勾配
・給排水管
・床の遮音性能
・工事可能時間
・管理組合への申請
などは、計画段階で必ず確認する必要があります。
また、築年数の古いマンションの場合は、表面の仕上げだけではなく、給排水管や電気設備、下地など、完成後には見えなくなる部分についても確認することが大切です。
マンションリノベーションを成功させるためには、
「デザイン」
「機能性」
「予算」
「施工性」
「将来性」
の5つをバランスよく考えることが重要です。
特に重要なのは、完成した部屋の見た目だけではなく、実際に生活したときの動線や収納、設備の使いやすさまで考えて計画することです。
中古マンションを購入してリノベーションする場合には、物件を契約する前に希望するリノベーションが実現可能かどうかを確認することも重要です。
「購入してから考える」のではなく、
物件確認
↓
管理規約確認
↓
現地調査
↓
リノベーションプラン
↓
概算見積
↓
購入判断
という流れで進めることで、想定外の制約を避けやすくなります。
マンションリノベーションは、既存の住まいを自分たちの生活に合わせて再構築できる大きなメリットがあります。
単なる「修繕」ではなく、家族構成、ライフスタイル、将来設計まで含めて住宅全体を考えることで、長く快適に暮らせる住まいをつくることができます。
これからマンションリノベーションを検討する場合は、まず現在の住まいに対する不満や希望を整理し、
「何を変えたいのか」
「どのような暮らしをしたいのか」
「予算はいくらなのか」
「いつまでに完成させたいのか」
を明確にすることから始めるとよいでしょう。
そして、マンションの構造や管理規約、設備、配管などを確認したうえで、実現可能なプランを施工会社や設計者と一緒につくっていくことが、満足度の高いマンションリノベーションにつながります。
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